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468. ピレスパ効能のエビデンス

前回の記事で、次回ご紹介するとしたピレスパ効能のエビデンスである。

1.「ピレスパは肺の増悪や入院のリスクを下げる」
http://ers-eposter.key4events.com/42/52693.pdf 
過去の治験データを再分析したもの。2017年ヨーロッパ呼吸器学会国際会議で発表された内容だ。

1度目の増悪も2度目の増悪も、ピレスパ服用群のほうが一定の割合で低くなっている。

events.png

2.「IPF合併肺癌患者における周術期ピルフェニドンの効果」
千葉大学医学部附属病院の発表論文より
https://www.haigan.gr.jp/journal/am/2015a/15a_sy0700S7-3.html

ピレスパを肺癌手術前後4週間経口投与された群(31人)
ピレスパ投与なし群(19人)
術後30日以内のIPF急性増悪は、ピルフェニドン群0人、非ピルフェニドン群2人(10.5%)。90日以内のIPF急性増悪はそれぞれ1人(3.2%)、4人(21%)だった。
ちなみに外科手術後のIPF急性増悪は約10~20%と報告されている。

外科手術は、肺胞に対して与える外的障害の最たるものだ。
一般論として、マクロファージやフィブリンは、術後3日目あたりからピークとなり、線維芽細胞は術後5日目~7日目でさらに増殖するのだそうだ。(参考資料はハテナースhttps://kango-oshigoto.jp/hatenurse/article/387/

マクロファージ、フィブリン、線維芽細胞の活性化、これは急性増悪条件の再現に他ならない。

肺の線維化が進んだ後期には急性増悪は起こりやすくなるので、予防としてピレスパを、副作用が出ない範囲で服用することにメリットがあると考えた。


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これで一連のピレスパシリーズ記事は完了です。膠原病由来の間質性肺炎の方、ピレスパとオフェブの飲み分けに悩まれている方、急性増悪の次の打ち手をと探されていた方に、少しでも参考になれば、幸いです。
医師の勉強会でもこの見解が浸透してきているようです。
一例です。  
https://blog.goo.ne.jp/saitama1616/e/e91baca76de4b887d2d6c335f6a5b80c
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コメント

連日の記事アップお疲れ様でした。

この病に立ち向かっていこう!と思っていらっしゃる方々にはとても有意義な情報だったとおもいます。
ありがとうございます。(^◇^)

重篤な有害事例が起きないようであれば、作用機序の違いからも併用がベストではないかとおもいますが、、、ゆりりんさんのピレスパ試薬においても副作用あらわれないこと願ってますね。

重粒子線治療における肺臓炎による急性増悪の可能性も放医研のドクターもピレスパの効果はご存知のようで低いのではないかとの話はありました。

いま、200mg×2朝昼晩 1200mgで増悪予防でマックスの1800mgに増やしてもらう必要ありますか?と尋ねたところ増量まではしなくてよいのではないかとのことでした。
増量は切り札にしときます。

オフェブに関してふと疑問におもったんですが、抗がん剤として当初開発されたということですが他の抗がん剤でよく聞かれる耐性というものはどうなんでしょうね?

服薬から2年半が経ちますのは全国的にみても長期間の部類に入るでしょう。線維化抑制に陰りが見えていることはないのか考えましたが、単体ではないので自分の場合ではわからずじまいということになります。

この先、有害事例が出現しない限り、もしくは新薬登場までは飲み続けるしかありません。

最近の自分のテーマは、血管強化、血流アップ、抗酸化、ヘモグロビン強化を模索しています。

Re: タイトルなし

ぼっち様
併用も市民権を得てきていますね。

でも、薬の相互作用というのは、個人差もあり、本当のところはよく分からないのです。
ピレスパを増量してオフェブを減薬する、というのはオプションのひとつだと思いますが。

ぼっちさんが急性増悪と判断されて、ステロイドパルスをされた前後の血液検査結果お持ちですか?
よろしければ、Amebaのメッセージなどで送って頂けると有難いです。

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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています