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465. オフェブはいつまで飲むか

このたび、「重症IPF患者のオフェブの有効性について」という研究が、千葉大学呼吸器内科学より発表されていた。
https://www.dovepress.com/utility-of-nintedanib-for-severe-idiopathic-pulmonary-fibrosis-a-singl-peer-reviewed-fulltext-article-DDDT

当たり前だと思う内容だったが、中には医師の指示通りにしてきて、不利益を被ったと思う人もいるかもしれない。

データを取りエビデンスとして論文にまとめ、これがガイドラインとして認知されるまでのタイムラグは絶対にあるから、患者側もよく勉強して、自己決定権の行使をすることが必要だろう。

以下、骨子である
・治験には状態の良い人が選ばれてきた
・実際の治療現場でも、軽~中度にオフェブが有効なのは間違いない
・重度の人(FVC<50%、DLco<30%)には、軽~中度の人よりも、より厳しい副作用が出る
・重度の人には、副作用がメリットを上回ることが多い
・重度の人は痩せている
・痩せている人に、薬の用量は減らす必要がある

臨床ケース

そもそも日本人は、治験の平均像よりも、体重が軽い。だからはなから、150mgに耐えられる人は少ないのではないか?
そして重症度が進むと痩せてくる。けれど、オフェブには100mgよりも小さい用量はない。
それに対する回答は書かれていない。

中止するのか?あるいは指定された頻度よりも飲む頻度を落として調整するのか?
私なら、中度くらいまでは、副作用の様子を見ながら、頻度を減らしてでも飲むだろう。

では重度になっても副作用がひどくならない程度で抑えられれば、オフェブはいつまで飲むべきなのか?
ここが難しいところだと思う。
重度になってしまった段階で、FVCの減少抑制メリットは小さい。

dddt-179427-f02.jpg

FVC減少抑制以外の、プラスアルファ効果が望めるかどうか?が重要だ。

オフェブについては、肺がんを抑制するのではないか、という見解がある
一方でピレスパは、急性増悪の発症率を下げる、という見解がある
この2点の効能が本当に見込めるのであれば、重度でも飲み続ける意味が出てくる。

私の中で今一つの仮説があるのだが、そのトリガーが「ピレスパは、急性増悪の発症率を下げる」という見解だ。


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コメント

No title

2016年6月からオフェブを毎日飲み始めて、下痢と体重減少に悩まされてきました。
しかし、急性増悪を機に週3回の服用にしたところ下痢がなくなり快腸!体重32キロの私には100ミリで週3回が合うようです。
主治医とも相談はしていたのですがなかなか踏み切れていませんでした。もう少し早く減薬すればよかったです。

効き目については進行はしているので進行速度が緩くなったのかどうかはわかりません。でも、副作用が無くなった今、緩くなっていると信じて服用し続けています。

夏に薬が切れて何日かオフェブを服用しませんでした。その後息切れがひどくなり。酸素流量も増えたので服用を切ってしまうのはだめなのかな?と感じています。
ただ、これも一度きりなので何の確証もありません。

以上個人的な報告です。

Re: No title

がみさん
体験の共有、ありがとうございます。
本当は50mgのオフェブがあれば、毎日服用もできるのでしょうね。
週3回で副作用がコントロールできる範囲の継続が良いと私も思います。

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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています

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