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447. Lebrikizumab

Lebrikizumab のフェーズII治験について、コメント欄で情報を頂いた。
少し調べてみたので、記事という形で返答したいと思う。

炎症、線維疾患を対象としたヒト化モノクローナル抗体、生物学的製剤である。
2017年8月に484名のIPF患者に対してのPhase IIが完了したところで、喘息向けの治験はフェーズIIIである。

もともとは、テキサス拠点のTanoxという会社が、TNX-650の名前で開発していたが、2007年にGenetech(=ピレスパ開発会社)が同社を買収。
喘息、ホジキンリンパ腫向けに治験を行い良好な結果を得ていたが、その後の治験では確固たる効果を立証できていないようだ。

Lebrikizumab の作用機序は、血液中のTH2細胞で作られるIL-13(インターロイキン-13)の抑制。

IL-13 はペリオスチンの分泌をつかさどるサイトカイン。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%B3
このペリオスチンは、気管支上の上皮細胞の接着や遊走をつかさどる、とされている。

喘息向けフェーズII治験結果によると、副作用は、筋骨格障害、呼吸器感染症など。
https://pulmonaryfibrosisnews.com/lebrikizumab-idiopathic-pulmonary-fibrosis/

あくまでも個人的な見解だが、IPFの発祥メカニズムの点からすると、IL-13のみの分子標的であれば、現行の抗線維化薬よりも効能が高いとは考えにくいと思うが、どうだろう。



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コメント

No title

ご教示いただき、ありがとうございました。
記事の内容からすると、あまり期待はもてなさそうですね。
それにしても、ピレスパを出している会社がわざわざ似たような薬を出そうとすることが謎です。
私は本命はTRK-250かND-L02-s0201だと思っています。が、今のペースだとどちらも間に合いそうにありません。
そういえばTRK-250はフェーズIが始まっていますね。進捗に期待です。
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/62136/Default.aspx

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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています

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