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446. ケルセチンと「デス因子」Fas

ケルセチン、フラボノイドの一種で玉ねぎの皮部分に多く含まれ、すぐれた降圧作用、抗酸化作用、抗炎症作用があるらしい。https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/146/3/146_140/_pdf

このケルセチンをブレオマイシン誘発型の“老化型”肺線維症モデルマウスに投与したところ、線維化が改善され、寿命がのび、体重減少を抑制した、という。
Quercetin Enhances Ligand-induced Apoptosis in Senescent IPF Fibroblasts and Reduces Lung Fibrosis In Vivo
という論文が、American Journal of Respiratory Cell and Molecular Biologyに掲載された。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30109946

肺の線維化は、線維芽細胞が細胞老化して、「死なないこと」が関与するようだ。
IPF患者の患部から採取した線維芽細胞は、アポトーシスを起こす「デス因子」たるFasL やTRAILというリガンドに強い抵抗性を示す。だから死なずに悪さを続ける。
ケルセチンは、このFasリガンドを活性化させて抵抗性を砕き、アポトーシスに導き、発症を抑えるというのだ。

さてこの「デス因子」たるFas。日本の米原元京都大学教授が発見している。
http://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/Yonehara_Lab/Research_j.htm

人の体はマウスほど単純な反応はしないだろうが、ケルセチンを含む食品は積極的に摂りたいと思う。


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コメント

No title

こんにちは。

確か、ルイボスティにケルセチンが多く含まれていますが、
そのケルセチンとは違うのかな?

Re: No title

さくらさん
よくご存じですね。同じものです。
私は玉ねぎ茶を試してみようかと考えています。

No title

ゆりりん様
肺機能が改善したなかには
2年近く、週2-4個の玉ねぎをスープで食べてる効果あったのでしょうか?

黄玉だけで白玉にはケルセチンがないです。

Re: No title

tatiさん
そうかもしれません。
黄色い玉ねぎの皮の部分に集中的にあるそうですね。
北海道の玉ねぎは良いらしいです。

私は玉ねぎの皮の部分が嫌いです。
だから玉ねぎの味がしないらしい有機玉ねぎ皮茶にしようかと思っています。

Lebrikizumab

はじめまして。私も肺線維症で苦しんでいる者です。
いつも詳細な情報をありがとうございます。これだけ詳しく調べられるものだと感心しています。

ところで、Lebrikizumabの第II相臨床試験が行われていますが、この薬ってどういう薬なのかご存じででしょうか?
http://www.clinicaltrials.jp/user/search/directCteDetail.jsp?clinicalTrialId=13719
過去記事をみても見当たらなかったので、もしご存じであればご教示いただけると幸いです。
よろしくお願い致します。

Re: Lebrikizumab

madamer様
情報ありがとうございました。
少し調べてみたので、記事にしました。
お読み下さい。

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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています