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434. 飛行機内のSpO2

気圧が下がると、SpO2はどう変化するのか。
今回出張で飛行機に乗ったので、パルスオキシメーターで何度か測定してみた。

私の場合、通常の生活で98-99%のSpO2で、それより下がったことは経験していない。
Taxing(ゲートからラナウェイへの移動)時
taxing.jpg


上昇時、みるみる下がっていく。正直びっくりした。最低91までマークした。この時点で7,000フィート
up.jpg


安定飛行時、SpO2は回復。この時点で36,000フィート
10,000ft

JALのHPによると、飛行機が上昇していき安定飛行に入る高度は10,000メーター(33,000フィート)前後であるらしい。
エンジンの有効性や、空気抵抗の観点から、一番速く飛べるのがこの高度であるから、というのが理由だ。

高度が高いと気圧は低くなるが、もちろん機内の気圧は与圧調整をしている。
が、それでも0.8気圧程度で、通常の生活空気の80%で、空気は薄い環境だ。
なお、この気圧変化は航空機の離陸後の上昇および着陸前の下降の各々15~30分間に起こるそうだ。

実際、上昇する途中でのSpO2が一番低く、安定飛行に入ったあとは改善している。
薄い空気を補うべく恒常性維持能力が働いた結果なのだろうか。

実測して不思議だったのは、脈拍が案外低かったこと。
地上の生活で、朝起きるドキドキは、飛行機の中では全く起きず、逆に気持ちは落ち着いた感じだった。

なお帰りの飛行機でも同様に測定したが、同じ結果が再現された。
健常者でも10%程度の低下がみられるらしいので、この結果であれば長距離フライトも心配は要らないだろう。まだ行ける。



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コメント

実はゆりりんさんに聞いてみたかった事案の一つを丁寧に説明くださりありがとうございます。

上昇中に低下し、安定高度になったら回復するという検証のおかげで、間質性肺炎持ちの方々が飛行機に乗る際の心構えとして
今後役立ちますね。

自分はたぶんこの先、海外はおろか国内でも飛行機に乗ることはないでしょう。
大の飛行機嫌いでして、酸素低下プラス心拍バクバクでしょうから。

Re: タイトルなし

ぼっち様
今回は測定する気満々で、ジャケットのポケットにパルスオキシメーターを入れて乗りました。

思えば、飛行機がガタガタとラナウェイまで行く時に気持ちよくなり、離陸する時には寝てしまって、安定飛行に入って飲み物を配ってくれる時に目を覚ますパターンが多かったです。
ひょっとしたら軽い酸欠状態ででそうなるのかもしれませんね。

酸素吸入している場合は、濃縮された酸素が確保されているわけですが、中空になっている臓器には、気圧が下がることによる影響がありそうですね。
腹圧が変わるからトイレに行きたくなる(大きいほうです、スミマセン)という人も知っています。

そうか、ぼっちさんは飛行機嫌いなのですね。
私は空港大好き、飛行機大好きで、出張であってもワクワクしてしまいます。


No title

ゆりりん様
検証ありがとうございました。
肺能力の高さが証明されましたね。
よかったです。

Re: No title

tati様
ネットで調べた内容によると、健常人でも10%下がるので、正常範囲の結果だと思います。
上昇に従いドンドンSpO2が下がっていくのを目にすると、さすがに気持ち良いものではありませんね。
病状がすすんでおられる方は、労作時にこういう状態になるのだろうと思うと、あまり管理しすぎるのも精神面で良くないな、とも思いました。

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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています