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425. IPFとNSIPの遺伝子分析 その3

それではもう一度、その1の遺伝子発現マップに戻ってみよう。

遺伝子1の部分の赤と緑の光り方を見ると、IPF1~4と、IPF5~NSIP5までが、違うグループに見える、ということだ。そして遺伝子2部分に注目すると、IPF5~NSIP1までと、NSIP2~5までがまた違うグループに見えてくる。
それが下記のあみだくじのようなカップリングの意味するところだ。

NSIP1の人はIIPのサブガテゴリーとしては異なるにも関わらず、IPF7の人と、病状・病因的には“双子”とは言えないまでも“兄弟”程度に、似ていることになる。

dispatch.png


n数が12と少ないとはいえ、IPFとNSIPがいかに僅差であるか、最新のマイクロアレイによる遺伝子分析が、証明したことになる。

NSIPという診断を受け、ステロイド治療を(あるいは免疫抑制剤も)受けても進行が抑制された感がない人が、きっと多くいらっしゃると思う。
副作用にだけ苦しみ、感染による入院が増えていないだろうか?
総合的に考えて、IPFに処方される抗線維化薬—ピレスパ(あるいはオフェブ)—を試すことに利はないだろうか?--医師と相談してみて欲しい。

最後にこの論文の記述を訳しておこう。
「我々の研究結果は、IPFとNSIPを別の病種分類とすることが正しいのか、という疑問を投げるものとなった。臨床表現型、病因を共有しており、IPFとfNSIPは同一の臨床的概念としてIIPの再分類を呈するものである」。

そして「IPFとNSIPの"プロファイリング”は、「免疫系」ではなく、「がん」(遺伝子エラー、細胞増殖、アポトーシスエラー)に近いことが分かった」のだそうだ。


本記事を、ふるふるさんに捧げる。



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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています