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420. ニンテダニブのドイツ臨床レポート その2

記事その1でつけた表は、被験者のn数と%で示されているので、実際の人数を計算しなおしてみた(n数x%)。
3ケ月後の被験者数は54名。
不変グループの3ケ月後/6ケ月後/9ケ月後は32名/26名/16名 
5%未満のグループは同様に、11名/7名/7名となる。
これらの2つのグループを効果あり:不変+5%未満と考えると、43名/33名/23名となる。

最初の3ケ月で被験者が64名から54名になっているのは、フォローできず1名、治療中止3名、死亡6名のため。

そしてそのそれぞれの人たちが実際FVCにどういう変化があったのか(是非リンクのオリジナルの資料でも確認して欲しい)。

suii.png

3ケ月後のFVCが不変だったグループ32名の推移が左図。3ケ月後のFVCの減少が5%未満のグループ11名の推移が右図。
さて、今度はこの図を見てどう感じるだろう。ぜひコメントを頂きたい。

この臨床コホート研究は、投与開始(2014年6月)から分析(2016年11月)までの期間は29ケ月で、46名がニンテダニブの服用を継続している。
継続していない18名の内訳は、死亡が11名、副作用のために服用中止が7名だそうだ。



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コメント

開始時の被験者数64名、3ヶ月後54名の2つの数字と9ヶ月後の不変&5%未満数を比較すると、
23÷64= 約36%
23÷54= 約42.5%

有効な被験者のその後が気になります。

ただし、先にもコメントしましたが、高齢者中心でDLCOの中央値も37%と病状は中等から重篤な区分での範囲なのでしょうね。

ゆりりんさんの観点がきになります。



No title

表を読み取ることができないがみです。
そんな私が思うのは、不変の人たちのFVC始まりのレベルは低いから高いまで幅があるなぁ、ということ。これってどの病状段階から始めても効果ありってこと?そして、9か月たってもあまり落ちてない。
FVC>5%の人たちの推移もあるんですか?

Re: No title

がみさん、きちんと読みとられてます。
そういう風に自分のことと引き合わせて表を見ると、違ったものが見えてきますよね。

全てのグループの推移の表があります。リンク貼った原典を開いてみて下さい。
英語はすっ飛ばしていけば、表が出てきます。

今実家に帰る電車の中。その3は今日中にはアップするつもりですが、夜になるかも、です。

リンクみました

リンクも見てみました。(英語は全く読めませんが)
他のグループの推移も同じようですね。ということは概してオフェブ効果があるということかな?でも私はオフェブしか飲んでないし、様々な症状があるこの病気、この56本の線の中に私と似ている線はあるのかな?と探してしまいます。
オフェブ効果があるならとても嬉しいですが、この表は日本人じゃないし、年齢的にも高いし・・・と、どこかでこの表が身近じゃないやと冷めて感じている自分もあります。

Re: リンクみました

がみさん
その3で書きましたが、自身の進行性肺線維症のメカニズムにきっちり薬がはまれば、オフェブであれピレスパであれ、丹参やメトホルミンであれ、進行を抑えられるのだろう、と思います。
逆に飲んでも進行が抑制された感がない、という人は、ひょっとしたら効能はないのに、副作用の苦しみだけを背負わされているのかもしれません。
これは全くナンセンスで、数年前までIPFに対して行われてきた「ステロイド+免疫抑制剤」治療と同じ轍を踏んでいることになりませんか。
きちんと見極めができれば、心を定めて次のステップに進めるのではないか、と思います。

Re: タイトルなし

ぼっちさん
23÷54で有効性を計算するか、23÷37で計算するかによっても、印象は変わりますね。
「コップに残った水をまだ半分あるとみるか、もう半分しかないとみるか」よく使われる常套句ですが、どうも最近の私は前者のようです。
死亡者数が多いのは、書かれているように、やや高齢で重篤な段階の患者を含むからだと思います。

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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています