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414. ND-L02-s0201 米国で数ヶ月以内に治験開始

日東電工の特発性肺線維症を対象とした核酸医薬「ND-L02-s0201」の米国IND申請について、米FDA(食品医薬品局)がこれを許可した。
フェーズIIの治験を数ヶ月以内に開始するというニュースが出た https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27728330V00C18A3TJ2000/

以下、記事の抜粋である。

・日東電工は核酸医薬品を包む膜の技術を得意とし、2016年に米製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)とライセンス供与の契約を結んでいる。肝硬変の薬が肺線維症にも効果があるとみて、動物実験で安全性や効果の検証を重ねてきた。

・肺線維症は肺の隅で炎症が起きたあと、修復のために組織が分厚くなることで起こる。日東電工の新薬は組織が分厚くなる原因となるコラーゲンを大量に作る細胞の働きを止める。

・日東電工は医薬品の量産設備や販売網を持たないため、肺線維症の新薬も、開発・製品化はある段階でBMSに委ねる方針。

・世界の製薬業界では、核酸医薬品に参入する企業が増加している。米国ではファイザーやバイオジェンが製品化にこぎつけている。日本勢では第一三共や塩野義製薬、スタートアップ企業のボナックと東レなどが様々な病気向けに治験を進めているが、まだ製品化した企業はない。

ついに、遺伝子エラーを正常に戻す可能性の高い、核酸医薬が動き出した。



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コメント

No title

ゆりりんさん
笑われそうな質問ですが、
以前、友人から核酸(フォーデイズ)を勧められたことが
ありました。これは、もちろんサプリですが、全く別物
なんでしょうね!

Re: No title

さくら様
核酸自体の意味は同じです。核酸はDNAの二重らせんの遺伝子情報のうち、一部をコピーしたもの。私たちの体内の細胞内で、そのコピー(設計図のようなもの)を基にして、体内に必要なものを作り出しています。

私たちの病気は、その遺伝子情報にエラーが生じているので、その核酸のエラー部分だけに「✖」をつけて、「ここ間違ってるから無効ね!」と知らせることができれば、正常に戻るという理屈です。

ただターゲットの細胞にまで届けなくてはいけないのですが、これが難しい。
日東電工の薬は、そこに至るまではその「✖」情報を守る”膜”を形成していると思われます。
だから、サプリとは内容が違うわけです。

No title

ゆりりんさん

わかりやすい説明をありがとうございました。

No title

はじめまして。 
いつも本当に参考にさせていただきありがとうございます
主人(63歳)が2014年に間質性肺炎と診断されました
去年は肺炎で3回の入退院を繰り返し、今は在宅酸素をしながら治療中です。
最近、酸素量がどんどん増えて安静時でも最大5リットルになりました
4回目の入院も間近かなと心配してます

この新薬ができるまで頑張ってくれたらいいなあ
と思わず、コメントさせていただきました
 

Re: No title

zzzhiko様
ご主人さまのこと、ご心配ですよね。
入院してパルス治療を受けておられるのでしょうか。どうぞお大事になさって下さい。

日経のこの核酸医薬の記事のコピーを次回の診察の時に、私、持っていきます。
そして主治医に「この治験が日本で募集かかったら、お声がけ下さい」とお願いするつもりです。
治験1年、その結果評価に2年、新薬が認可されて使えるようになるまで、3年ほどかかると思うのです。

またよろしければコメント頂けると嬉しいです。

No title

ゆりりん様
急に動きが出てきましたね。
111.2020
190.核酸医薬の進展、
199.ND-L02-s0201、 .
310. 臓器の差を超えられるか?ND-L02-s0201
414. ND-L02-s0201 米国で数ヶ月以内に治験開始。
途中のボナック核酸と併せて読むと歴史感じますね。

私的にはipsの進展がピレスパ・オフェブの薬効を期待できない疾患には
効果があると期待しています。

やはり、ゆりりん様は、このジャンルに必要不可欠な存在と再認識しました。

Re: No title

tati様
私に核酸医薬の宿題を出してくれたのが、「ないちゃん」。
それに答えるべく、生物、バイオの本を読んで頭がパンクしそうになりました。
でも、すごく面白くて、世界が広がりました。とてもブログの輪に感謝しています。

過去記事もね、自分で読んで、「そうだった」と思い出したりしてます。

ピレスパ・オフェブの薬効は、軽度~中度の方に適していると思います。
ipsはその時期を過ぎた方に朗報となるのではないでしょうか。

家族性IPFの方には、核酸医薬が大いに期待できそうです。

「短いお別れ」--ホント短かったですね(笑)

こんばんは。

築き上げた防波堤が決壊するまえに、水がひいてくれるでしょうか?

自分は治験には参加できないでしょうから、長い待ち時間となりそうですね。



Re: タイトルなし

ぼっちさん、こんばんは。
防波堤は、その内容を吟味して入れ替えていけば、より強固になるのではないでしょうか。
ぼっちさんにはまだまだ持ち点があるようにお見受けします。
季節も間もなく春。もうちょっとで冬を乗り切れる。少しずつ、少しずつ、前進しましょう。

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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています