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398. PXS-5382A

「記事388. 逆もまた真なり」で触れたPXS-5382Aは、多臓器の線維化に効く薬として期待されている。
今年中には治験フェーズ1を開始する。
http://www.synairgen.com/media/1356/170906-loxl2-inhibitor-update-final.pdf
この薬はLOXL2阻害薬で、「記事372. メトホルミンその後」で使った図でいくと間葉系細胞に働きかける酵素ということになる。
LOXL2は、コラーゲンの蓄積において重要な役割を果たし、臓器の線維化であるNASHやIPF、さらには心臓線維症における情報伝達の架橋となる物質と考えられている。

治験前の実験結果に触れたプレスリリースによると
http://www.synairgen.com/media/1344/synairgen-loxl2-data-10-march-17-final.pdf
このPXS-5382A、線維化による硬縮を抑制し、その細胞の弾力性を2倍以上柔らかく保つことができた、という。
「弾力性」ということを測定基準にしているのは、初めてで、面白い。

開発会社はSynairgenという会社だが、このフェーズ1の治験までは Pharmaxisという会社と協働で、そのあと良好な結果が得られれば、多分大手薬品メーカーに権利を売り渡してその後の開発権を渡す予定。
NASH向けの薬はまさにドル箱として開発競争にあるため、PXS-5382Aに大いに秋波を送ってくる会社が既にあるとしている。



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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています

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