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389. 抗線維化薬の併用

14週間という短期間ではあるが、ニンテダニブとピルフェニドンを併用した場合の安全性と有効性が確認された。
フェーズ4の治験(ID NCT02579603)である。
“Nintedanib with Add-on Pirfenidone in Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Results of the INJOURNEY Trial”
http://www.atsjournals.org/doi/abs/10.1164/rccm.201706-1301OC
このブログ村でも、すでに併用している方もおられるので心配していた。
今後長期的な観察が必要だとはいえ、まずは一安心な結果となった。

被験対象者は、努力性肺活量が50%以上で、ニンテダニブ150mgを4-5週間継続服用できているIPF患者。
ニンテダニブに加えてピルフェニドン801mgを併用したグループと、ニンテダニブ単用のグループを12週間のオープンレーベルで比較して行った。
評価は、①胃腸障害の副作用の%比較、②ニンテダニブの血漿中の濃度比較、③FVCの12週間後の変化の3点。
① は、併用で53人中37人 (69.8%) 、単用で51人中27人(52.9%)
② は、同様の結果
③ は、併用(n=48)で−13.3 mL 、単用で−40.9 mL
となっている。
胃腸障害の副作用を感じる患者は増えるが、併用できた患者のFVC減少量は抑制されている、という結果になる。

なお、この治験はベーリンガーインゲルハイム(ニンテダニブの薬品会社)主導で行われているため、ピルフェニドンとの併用によりニンテダニブの血中濃度は変わらないことは確認されているが、ピルフェニドンの血中濃度が単用、併用で変化がないのかは調査はなされていない。
同社のプレスリリースはこちら。
http://www.prnewswire.com/news-releases/results-from-the-injourney-trial-investigating-ofev-with-add-on-pirfenidone-provide-new-insights-into-this-combination-treatment-for-ipf-300516991.html



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2017.10追記: ピレスパを飲んでいてオフェブを上乗せした場合、ピレスパの効能に変化がないかどうか、これはピレスパの血中濃度を測定して、進行状況を比較することで分かると思うのですが、そちらの治験結果の発表は見つかりません。ピレスパの効能はオフェブで弱まる可能性が高い、と考えるほうが良いかと思います。つまり、ピレスパで効果が出ている人は、オフェブを積極的に追加するのはリスクが高いのではないか、ということです。
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コメント

元気の出る情報をありがとうございます。

木曜日の呼吸機能検査を期待を込め頑張ってきますね。

肺活量およびDLCOが停滞していてくれれば最高です。

Re: タイトルなし

ぼっち様
木曜日の呼吸機能検査、咳込まずにできるといいですね。
リウマチの痛みがうまくコントロールできますように。

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プロフィール

ゆりりん

Author:ゆりりん
1962年生まれの56歳、京阪神に生息。
2014年12月末にIPFの告知を受けてから、経過と探求の日々を綴っています